そろそろ思い出したい魔界の門

今回の内容は、2020年4月11日にTwitterに書き込んだ内容を元に今現在の考えを交えて書かせてもらいます。

以下ver.5.2までのネタバレを含みます。

 

なんで魔界の門開いたの?

f:id:kyuroinu:20200907073841j:plain

ゲルト海峡の盾島で開けられた魔界の門

ver.5.0冒頭でピュージュによって開けられた魔界の門ですが、何故ピュージュは苦労してこの門を開けたのかの理由がよくわかりませんでした。

門が開き魔王ヴァレリア率いるバルディスタ軍が侵攻してきますが、いかに魔界三強国の一角であったとしてもまだ魔界統一できておらず、大魔王にもなってない魔王ヴァレリアがアストルティアに対して最終的な勝利を得ることは難しいはずです。

魔王ヴァレリアの目的はアストルティアを征服することで来るべき大魔瘴期を生き延びる事だったとver.5.0中で明かされますが、魔仙卿曰く大魔障期は魔界だけでなくアストルティアも滅ぶとの事なので魔界の門を開いて征服したところで何の解決にもなりません。

魔王ヴァレリアがそれを知らないとしても、ピュージが大いなる闇の根源に仕える存在だったと仮定して、近い将来大魔瘴期が訪れ魔界もアストルティアにも大絶滅が起こると知っているのに何故バルディスタ軍を唆したのでしょうか。

f:id:kyuroinu:20200907075527j:plain

女神ルティアナに仕える六聖陣の一人である戦闘聖母

ver.5.0現在、盾島は戦闘聖母による一時的な結界が施され魔界との往来は出来なくなっており、苦労して開いた門も使えない状態です。

バルディスタ軍も魔王ユシュカに邪魔されたとはいえ、オーグリード大陸侵攻への橋頭堡となる前線基地も築かずいきなり全軍撤退という本気で侵攻する気が有るのか無いのかわからない無計画さで増々目的がわかりません。*1

別に魔界の門じゃなくてもいいはず

魔界からアストルティア来る方法は盾島の門を開く必要はなく、すでに多くの魔族やモンスターが来訪していますし、過去の大魔王達はゼクレス魔導国によって確立された魔法の門という魔術を使いアストルティアへ侵攻しています。

何故、バルディスタ軍は魔界の門を利用してアストルティアに来たのでしょうか。

f:id:kyuroinu:20200907094820j:plain

デルクロアさんはゼクレス魔導国出身

この魔法の門をバルディスタ要塞が知らないとは考えられませんので、盾島の門を利用する理由を考えたいとおもいます。

  1. ゼクレス魔導国が魔法の門技術を独占していて使わせてもらえなかった
  2. 魔法の門より盾島ルートのほうが大軍を輸送できる
  3. 光の河を渡らない盾島ルートは勇者システムを回避できる

1.について、ゼクレス魔導国は他国を見下していますし大魔王ではないヴァレリアに対して自国の技術を貸し出すとは考えにくいです。そして大魔王マデサゴーラもアストルティアの調査をゼクレスの大貴族であるベラストルス家に依頼していることからも魔法の門技術をゼクレス魔導国が独占しているという可能性は高いと考えられます。

であるならば、なおさら魔界を統一してからアストルティアに侵攻すればよかったはずです。それとも、その時間的余裕がないと焦っていたのでしょうか。

2.については盾島の門の方が優れているとはいえなさそうです。それは、月明かりの谷の孤児院の管理者が「1000年ほど前。ネロドスという大魔王の元 配下の大軍が アストルティアに攻め込み はげしい戦乱が 始まったの。」と話してくれます。

実際に大魔王ネロドスは配下の魔軍十二将と共にレンダーシア大陸ほぼ全域を蹂躙していますのでかなりの大軍を率いて出征したと考えられます。よって移動できる人数の多さで利点はなさそうです。

3.については、魔王クラスが光の河を渡ろうとするとアストルティアで勇者が誕生するという一種の防衛システムが存在しますが、仮にこれを回避できるとしても既に勇者アンルシアが存在しており大魔王マデサゴーラを倒しているので現状においては無意味だと考えられます。

以上の様に、盾島で魔界の門を開けたことで魔界側にとって大きな意味があったようには思えませんし、ver.5.1以降は魔界の門が空いたことなんて話題にも上らないような状態です。

 

本当の目的は別にあった?

盾島は約500年前に戦禍の邪神が魔界への風穴を開けた場所でガミルゴが身を挺して封印していた場所ですが、 ピュージュは500年間この封印を破壊するために活動していて偶然この時期にそれが叶ったのかもしくはどの時期に封印を破壊するか最初から予定が決まっていたのでしょうか。

盾島の魔界の門が開くというインパクトはあっても実利が薄いようにみえるピュージュの行動の本当の目的は、アストルティア側から魔界へ渡りたいもしくは魔界へ招き入れたい人物が存在していて、その目的を隠すためにバルディスタ軍が利用されたと考えることはできないでしょうか。

2020年4月11日の時点ではまだ登場していないがアストルティアから魔界へ渡りたい人物がいてそれがこの事件の本当の黒幕であり、ピュージュはその人物の配下だったと予想していましたがver.5.2を終えてそんな存在の影すら出てきていないのでおそらくこの予想は外れでしょう。

ただし、ver.5.3で初登場する新キャラ「ナラジア」アストルティアから来た可能性を予告映像でベルトロが語っています。

となると魔界へ招き入れたい人物がいるというほうが可能性は高そうです。

その人物とはver.5.0での新大魔王選定と関りがあるのかもしれません。

f:id:kyuroinu:20200908060206j:plain

勇者と盟友が組めば最強だよね

新大魔王に盟友である主人公が選ばれたという事は、盟友を魔界へ招き入れ魔界勢力に取り込むことで勇者と盟友を分断するという狙いがあるのでないでしょうか。

大いなる闇の根源にとって最も脅威となるのは勇者と盟友の存在のはずですから。

オープニングムービーで示唆されていたようにver.5.3では勇者と盟友が争うことになりそうな内容の予告映像が公開されています。

過去にも大魔王ネロドスの部下、智将ジャミラスは勇者アルヴァンと盟友カミルの分断を企てましたし、大魔王マデサゴーラも冥王ネルゲルと共謀しエテーネ村を滅ぼし、勇者をレンダーシア大陸ごと隔離してしまうという大胆な作戦を実行しています。

 

めちゃくちゃ長くなってしまいましたが…

結論としては、大いなる闇の根源は大魔瘴期による魔界並びにアストルティアへの大絶滅計画を邪魔させないように盟友を魔界へ取り込み勇者と分断し、あわよくば勇者を始末させるもしくは相打ちにさせることが目的なであり、そのためにピュージュに魔界の門を開かせたのではないかというのが予想です。

f:id:kyuroinu:20200908070256j:plain

神の緋石を破壊するには勇者の血筋の力が必要だった

さらに、大魔王マデサゴーラが神の緋石を破壊するのに勇者の力を必要としたように、大魔瘴期を実現するためには盟友のチカラもしくはエテーネ人の錬金術や時渡りといった能力が必要なのかもしれない。

ver.5.2で現魔仙卿の正体が主人公の兄弟姉妹であることが判明したので、エテーネ人のチカラは関係ないか、もしくは二人揃うことが条件なのかもしれません。

 

今回はここまで

*1:反対派だったベルトロに諭されたとしても細い道を通るしかないこの門を封鎖されるとは考えなかったのか?