以下の記事は 2020年6月3日の深夜ver.5.2へむけたアップデート最中に5.1までをふりかえりながらTwitter上でながながと垂れ流した自分なりの考察を備忘録的にまとめたものになります
ハリーポッターと太陽のクワガタおじさん
前回はクワガタとスカラベ信仰の関係から大魔王マデサゴーラについて書いてみましたが、今回は別の角度から考えてみたいと思います。
太陽の象徴としての角
クワガタはそのツノの形状から牛や鹿に例えられられることも多いようです。その中でも牡鹿の角は生え変わる事からヨーロッパにおいては太陽のシンボル・復活の象徴と考えられていました。
ここでもまた太陽が!
さらに古代ローマ・ギリシアにおいては牡鹿は毒蛇の天敵であり追い払うものとされており 初期キリスト教時代のフィシオロゴス(教本)においては「牡鹿は毒蛇の住む大地に水を吐く、この様に主も天の水で蛇・悪魔を退治する 」と記されていたようです。
ちなみに、この鹿が毒蛇の天敵というのはハリーポッターにおいて主人公の守護霊が鹿であるということの理由になっていると思われます。
前回書いたスカラベと今回の牡鹿、両方とも太陽のシンボルであり復活再生と邪悪なものを追い払う役目という大魔王らしからぬ宿命を背負っているのがマデサゴーラなのです。
さらにこの話はver.3の世界にも大きく関わります。
ナドラガ教団に従わなかった二つの領界
ナドラガンドにおいてナドラガ教団に融和的ではなく警戒心を抱いていたり敵対していた領界が二つあります。それは水の領界と嵐の領界です。
水の領界には神が蛇を退治する天の水の名を戴く天水の塔があり、嵐の領界には神獣アマカムシカがいる。
これはまさに、ナドラガ神を崇めるナドラガ教団と対峙することが運命づけらていることの現れと考えられます。
ちなみにドラゴンの元であるラテン語のドラゴは蛇を指す言葉だったようです。
ver.2の最後でマデサゴーラの目的は奈落の門を開きナドラガンドへ向かいそこで創世の霊核を手に入れることだったと判明しますが、太陽の化身であり邪悪な蛇(竜)の天敵でもあるマデサゴーラが太陽のない死の世界ナドラガンドへ乗り込んでいくという事はナドラガ神と戦いそしてナドラガンドに復活と再生をもたらすという事を意味していたのではないでしょうか。
いや、素晴らしい…ほんとうにとんでもない大魔王だと思う。 ただ、かれも最後は自ら失敗してしまう。
大魔王の失敗
それは彼自身が勇者と盟友に敗れた時、創造神マデサゴーラに変身した姿が現しています。彼が手に入れた創生の霊核の欠片が元々ナドラガ神の心臓を封じ込めたモノだったとしてもその姿はドラゴンの体、蛇のしっぽという姿は本来自らが追い払うはずだたものになってしまった。
変身した時にマデサゴーラは本来持っていた自らの偉大な性質を捨て去ってしまいました。その時点で物語の舞台から去る運命となってしまったのかもしれません。
元々が自らの創作意欲の赴くままに行動していただけであってもこの結末はあまりにも残念に思えてしまうのです。
自らの性質を知っていたかは別として、大魔王である事と太陽の化身や蛇を払うものということはマデサゴーラの中では矛盾するものではないはずです。
彼の作品には天使と悪魔が合体したような作品もあり、これが世界の真理だと感じていたのかもしれません。
太陽無き常闇の世界ナドラガンドにマデサゴーラが行ったとしたらどうなっていたのかとても興味がありますが、今となっては知る事はできません。
ただ、マデサゴーラが太陽の化身としての性質を持っていたとして創生の霊核を手に入れ創生の女神への挑戦者として成功したのなら…
もしも…
ここで創生の女神ルティアナがルナ(月)ティア(涙)の造語だとする説を取り入れてみると(ラテン語と英語の組み合わせになるけど…)月の神であるルティアナが創造した世界に太陽の化身・太陽神となったマデサゴーラが挑戦するという構図になるはずです。
月の神であるルティアナの世界を太陽神マデサゴーラが打倒したとするなら… その時アストルティアは夜明けを迎えるということになるのでは?
たとへそれがどんな世界であっても、長い長い夜をすごしついに太陽が昇り7種族いや魔族も加えれば8種族に真の目ざめの時が来る…そうなっていたのかも
ver.1は、「 目覚めし五つの種族」
ver.3は、神との決別自立というテーマが含まれているように思えます。
だとすると、マデサゴーラ亡き後その役割を引き継ぐのは…
夜が明けて朝が来て5.2が始まります。いつかアストルティアにも新たな夜明けと目覚めの時はくるのでしょうか。
以上が2020年06月03日の深夜にTwitterに投降した、5.1までをふまえた個人的な考えになります。
ブログで三回にわけましたが一人で深夜こんなに長々と投稿してたかと思うと我ながらちょっと怖い…