いよいよせまってきたver.5.4へむけてこれまでのストーリーとPVをふまえて、今まで自分が書いてきた予想を振りかえってみたいと思います。
以下ネタバレを含みます!
神の覚醒
ver.5.3の最後で示唆されたように異界滅神ジャゴヌバに対抗するために創世の女神ルティアナがいよいよ復活しそうです。
既に公開されたPVでも弓を持った女性が最後に登場しますが、それがルティアナだろうと思われます。
また、その見た目がドラクエⅨの女神セレシアに似ていることからルティアナとセレシアが同一人物説の立場をとっている私としてはそれが明らかになるかもととても楽しみです。
先日第六話が公開された「破界篇」でもドラクエⅨの世界との繋がりが出てきましたのでより明確に、ドラクエⅩの世界がドラクエⅨより未来の話であるということがはっきりと語られるかもしれません。
しかし、神の覚醒であってルティアナの覚醒と書いているわけではありません。
神はルティアナの他にもいます。
異界滅神ジャゴヌバも復活をしようとしています。
神の覚醒というタイトルからルティアナだけではなくジャゴヌバも覚醒するのかもしれません。
そうなれば「神々の覚醒」となるようなきもしますが、もしver.5.4で覚醒するのはジャゴヌバだけとなってしまったら最悪の展開かもしれません。
PVの中では、イルーシャとナラジアの二人で「しんこんゆうごうのぎ」を執り行う事でルティアナが復活すると語られています。
「しんこんゆうごうのぎ」を漢字にすると「神魂融合の儀」となるのでしょうか。
もう一つ、PV中では女神ルティアナは「鏡合わせの秘儀」で滅びの神を封印を試みたと、語られています。
この「しんこんゆうごうの儀」と「鏡合わせの秘儀」は双方が深い関係があると考えられますが次ではそれについて
二つの儀式
現在わかる流れとしては、神話の時代に女神ルティアナは「鏡合わせの秘儀」によって滅びの神を封印しようとした。
ジャゴヌバが復活しかけた今、イルーシャとナラジアの二人が「しんこんゆうごうのぎ」を行うことでルティアナは復活するという事のようです。
PVの映像では、「鏡合わせの秘儀」ではルティアナらしき姿と邪神らしき姿が向かい合った絵が映っていました。
鏡合わせという事は、そこに映るのは反転した世界。
自分とよく似た姿だが反転した存在があることが封印と関係があるのでしょうか。
ルティアナと邪神・聖と邪・光と闇
ver.1のドルワームの話でもあった魔瘴石が太陽の石に反転されたように、ドラクエⅩの世界では一見相反するような存在が実は同質性や同じ根源に由来するという事は示唆されているのでもしかするとルティアナと邪神も反転しうる存在だということもありえるのかもしれません。
反転した存在ですぐ思い浮かぶのは、イルーシャとナラジアです。
ふたりは瓜二つの見た目ですが性別が違います。
この二人が反転した存在だと考えた場合、PV中のナラジアの様子からもナラジアが邪神であると見えるような作りになっていますので、その反転した女神ルティアナがイルーシャとなるのいでしょうか。
そうなると「鏡合わせの秘儀」が何となく理解できるような気がします。
鏡に映った反転した存在のようにお互いを反転した世界に封印しあうことが目的の儀式なのかもしれません。
イルーシャがゴダ神殿の魔瘴石で出来た像の中から出てきたことから、ルティアナは自分を魔界に、邪神はアストルティアにと、お互いを封印しあったとしたらナラジアがアストルティから魔界へ来た理由、そしてピュージが盾島の門を開いた理由が説明できるような気がします。
以前書いた記事の中で、ピュージュが魔界の門を開いた意味がよくわからないと書きました。
魔界からアストルティアへ侵攻するのが目的ではなく真の黒幕がアストルティアから魔界へ渡ることが目的ではないかと考えていましたがそれに該当しそうな人物が出てきていない。
よって魔界の門を開いた理由は盟友である主人公を魔界へ招き入れ勇者と分断することが目的なのではないかと記事の中では書きました。
魔界への門を開いた目的はナラジアを魔界へ渡らせることだったのかもしれません。
しかし、ナラジアを邪神だと考えるとルティアナを復活させるための「しんこんゆうごうのぎ」の意味は無くなってしまうように思えます。
ルティアナであるイルーシャと邪神であるナラジアが融合してルティアナが復活するというのはおかしい気がします。
復活するのはルティアナだけでなく邪神も復活することになるでしょうし、そもそもジャゴヌバ神殿の最深部のアレは何なのかという話にもなってしまします。
実際にアプデ後のストーリーをやってみれば判明するとは思いますが現時点で色々予想してみるのが楽しいです。
今までの予想
これまで妄想のままに記事を書いてきましたが、ver.5.4で明らかになるかもしれない事とそれに対する今まで書いてきた予想を簡単にまとめておきたいと思います。
創世の女神ルティアナとは
ルティアナの正体はドラクエⅨの女神セレシアである。父神ある創造神グランゼニスから万物創生のチカラを受け継ぎ旅の果てにアストルティアを創世したと考えています。
よって、ドラクエⅩの世界はドラクエⅨの世界の遠い未来の別の場所の話だと考えています。
異界滅神ジャゴヌバとは
ジャゴヌバの正体はドラクエⅨの世界の創造神グランゼニスではないか
グランゼニスは人間を滅ぼそうと考えた神でしたが娘であるセレシアに諭され一旦は思いとどまっていましたが、娘や人間との和解がないまま体をバラバラにされ封印されてしまいました。
人間を滅ぼそうとしたようなグランゼニスの妄念の一部が邪神となり娘であるセレシアを追いかけセレシアがルティアナと名を変えて創世したアストルティアを滅ぼそうとしているのではないかと考えています。
いばらの巫女イルーシャとは
イルーシャの名前はロシア語の女性名イリーナの愛称であり由来は古代ギリシアの平和の女神「エイリーネー」
ジャゴヌバ神殿のタイル絵でルティアナが弓を持っているようにダビヤガとの戦闘でイルーシャも弓を使っていたのも偶然ではないはず。
よってイルーシャの正体は女神ルティアナではないかと考えています。
- ただし今回の予告PVで「しんこんゆうごうのぎ」でルティアナが復活するとありましたしルティアナが復活するとイルーシャが消えてしまうような雰囲気もありましたのでそこあたりがとても気になります。
ナラジアとは
ナラジアの正体はドラクエⅩの人間の種族神グランゼニスではと考えます。
イルーシャと似ているのはルティアナが最も特別扱いしている末子グランゼニスを自分の似姿として産んだからではないか。
ドラクエⅨの創造神グランゼニスと同じ名前なのはルティアナの父に対する思いから来ておりもしかするとグランゼニスの理性のような一部を元に生み出されたのかもしれない。ふたりのグランゼニスは祖父と孫のような関係であるが魂の一部を共有していたとしたらジャゴヌバになり果てた祖父により操られている故に苦しんでいるのかもしれないと考えています。
- 予告PVでのナラジアは邪神感がすさまじい事になっていますね。一応予想を変えるつもりはありませんがナラジアがジャゴヌバの本体だったりナドラガ神と総主教オルストフのような切り離された体の一部だったという展開はありそうだなと考えています。
大魔王マデサゴーラとは
今回のストリーでマデサゴーラについて掘り下げられることはなさそうですが、マデサゴーラの姿が現すものは彼が太陽神の化身であり、大洪水のような大絶滅期を乗り越えた魔族の証であり邪悪な竜を払うという創世の女神に挑むにふさわしい存在でした。
マデサゴーラについての考えを書き残したいというのがブログを始めたきっかけだったのでつねに気になっています。
また、彼の後継者にふさわしい資質をもった存在が現在の魔王の中にも一人存在していますが今後、魔界と大魔王という制度がどう変容していくかとても気になっています。
他にも気になるところ
メインストリー以外にも気になるものはたくさんありますがどうしても気になる二つを
ヴァルザードとユシュカの関係
顔壁にも顔を刻まれた大魔王ヴァルザードですが彼の死後、後継者たちによる悪政が祟り海運都市ザードは滅びてしまします。
その後、魔王ユシュカによってファラザードが建国されますが顔壁に彫られたヴァルザードの顔は角の形も含めユシュカにそっくりです。
もしかしたら血のつながりがあるのかもしれないと期待しています。
ジャゴヌバ神殿の強大な骨
ジャゴヌバ神殿に巻き付くように朽ち果てた強大な骨を見ることができますが、とても長い背骨のように見えます。
今までも登場してきた巨大は骨といえば、
- デマトード高地にあるグレナイルのものと言い伝えられている骨
- ドラクロン山地にある巨大な飛竜たちの頭部と思われる骨
- ナドラガンドの氷の領界で横たわるナドラガ神のものと思われる背骨
どれもドラゴンの骨だと思われるものが多いと思われます。
魔界にありなおかつジャゴヌバの正体をドラクエⅨのグランゼニスではないかと考える立場からするとこの骨の正体はⅨに登場した「闇竜バルボロス」なのではないかと思えてしまいます。
光のグレナイル・闇のバルボロスという対の存在ですので鏡合わせの存在として魔界にバルボロスの骨があっても不思議はない気もしています。
グレナイル・バルボロスともう一人「聖なる心のアギロゴス」が存在していたとドラクエⅨでは語られますが彼はおそらく「聖天の使い」としてアストルティアに飛来してくれています。
他にもカーロウの正体が初代魔仙卿なのではないかとか、ピュージュは七柱の邪神の一人なのかとか気になるところはいくつもあります。
最後に
とにかく楽しみなver.5.4ですがルティアナと共にジャゴヌバの正体が明らかになるのが一番期待しているところでもあります。
ジャゴヌバ神殿の壁のタイル絵に描かれたジャゴヌバは牡牛の姿をしています。
牡牛は古代ヨーロッパでは大変崇拝されていた動物でしたがキリスト教の普及とともにその地位は奪われ悪魔の象徴と変えられていきました。
前回書いた破界篇のクマリスの名前の由来についての記事で、熊も同じように地位を奪われ悪魔の象徴とされた動物ですが、熊は主にヨーロッパでも北部で王の象徴とされた動物でした。
それに対し、牡牛は地中海世界全般で神格化された生き物でした。
特にペルシャ発祥でローマでも広まったミトラ教では太陽信仰と牡牛信仰が結びつき、牡牛の血は洗礼に使われ、肉は力と生命力を戦士に与えるとされていたようです。
しかし、キリスト教の普及により血は有毒なものとされサタンや反キリストと結びつけられていったようです。
つまり熊と同じように、いやそれ以上に神聖性を失い悪魔性を与えられた存在だといえるのです。
キリスト教や古代ヨーロッパの神話がドラクエの世界観に大きな影響を与えていることは多くの考察勢が指摘している事ですので、牡牛の姿でジャゴヌバが描かれているということ自体に意味があるのではないでしょうか。
ジャゴヌバは嘗ては神聖な存在だったが、何らかの理由で邪悪な存在になった、もしくはされてしまったのかもしれません。
だとすれば神聖な存在だった時のジャゴヌバとは誰だったのかとなりますが、それはいまだ登場していない存在かもしれませんがやはり個人的にはドラクエⅨのグランゼニスなのではないかと考えてしまします。
ver.5.4「神の覚醒」楽しみです。
神は今日は来ないが明日にはやってきます。