以下の記事は 2020年6月3日の深夜ver.5.2へむけたアップデート最中に5.1までをふりかえりながらTwitter上でながながと垂れ流した自分なりの考察を備忘録的にまとめたものになります
大魔瘴期は過去にもあった?洪水を生き延びたクワガタ
大魔王マデサゴーラと何者だったのか?
クワガタおじさんとも揄されたその外見的特徴から考えてみたいと思います
神話の中クワガタ
クワガタの出てくる神話はヨーロッパ地域に多いようでその中でもギリシアローマ系とゲルマン系では共通点も違う部分もあります。
ちなみにフランス北部地方ではクワガタの頭は金運のお守りとされポケットに入れておくと宝くじやギャンブルで当たりやすくなるという言い伝えがあるようです。
もしかしたらマデサゴーラのカジノ好きもここからきてるのかもしれません。
ギリシア神話のなかに、人間に失望したゼウスが大洪水を起こし人間を滅ぼそうとしたときに青年ケラムボスが精霊によりクワガタに姿を変えられ大洪水を生き残ったという話があります(異説あり)
なぜ大洪水とクワガタかというと、ギリシア神話はエジプト文明の影響を受けておりエジプトのスカラベ信仰がヨーロッパ最大の甲虫であるヨーロッパミヤマクワガタに置き換わったという説があるようです。
スカラベは太陽神の象徴とされ「死と再生・復活」を表す生き物でありナイル川の氾濫を生き残る生き物と考えらていたことがケラムボスの話につながっていったのかもしれません。
この話をドラクエ10に置き換えると
神が起こした洪水=大絶滅をもたらす大魔瘴期 となりそれを生き残った者の証としてマデサゴーラはクワガタをイメージしたような姿をしているのではないでしょうか。
当然マデサゴーラが生まれていた時代ではないでしょうが現魔族は過去の大魔瘴期を生き残った者の末裔なのかもしれません。*1
そしてスカラベが象徴する「死と再生・復活」はドラクエ10においても重要なテーマの一つであり、主人公も生き返しを受けた存在であり敵対するはずの大魔王が同じテーマを背負っているというのはとても興味深いものがあります。
以上はver.5.1までのストーリーからの考えなので5.2で新たに判明したことで補完された部分などもあると思いますが次回は同じクワガタでも別の角度からみたマデサゴーラについて書いてみたいと思います。
*1:*ver.5.2のストーリーを終わらせてみると大魔瘴期ではないにせよ過去のいきさつを考えると現在の魔族は過酷な環境を生き残った者の末裔である事は間違いないようです。