コニウェア平原の巨大船の謎

今回は新しくスタートした「破界編」第一話の舞台ともなったココラタの浜辺からコニウェア平原に残る巨大船の残骸について。

ver.2~3までのネタバレを含みます!

 

小さな漁村に巨大船の残骸

ver.2で上陸し、不気味な雰囲気を醸し出していた「偽のココラタの浜辺」ですが「真のココラタの浜辺」とはNPCだけでなく風景に大きな違いがあります。

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偽ココラタの浜辺には船の残骸が

偽にしても真にしても小さな漁村であるはずのココラタ海岸にしてはかなり大きな船の残骸が在りますが、真のココラタ海岸にはそれはありません。

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こちらは真のココラタ海岸

大魔王マデサゴーラによって造られた偽レンダーシアですから、意図的に残骸を配置したのかそれとも制作段階では真のココラタ海岸にも船の残骸はあったが最近になってきれいに撤去されたのかはわかりません。

NPCの話しといい船の残骸がある事によってとても不気味な印象ですが、この残骸は村を一歩出るとコニウェア平原に偽・真どちらでも沢山見ることができます。

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漁に出る船は小さい 沿岸で獲れた新鮮お魚

 

コニウェアの巨大船残骸軍

コニウェア平原の残骸は偽・真両方の世界で配置位置の差はなくおそらく真レンダーシアの風景をそのまま偽レンダーシアにもコピーしたからだと考えられます。

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難破船残骸なのか、でも気になることが

おそらくこのあたりの海流が複雑で難破した船の残骸なのだろうと思っていましたがよく見るとそうではなさそうだと気が付きました。

それは船の残骸が海面よりはるかに高い崖の上にも在る事です。

普通船が崖や山を登る事などありえないはずです。*1

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新鮮な魚をグランゼドーラへ軽トラで運送するバイト中

船の残骸は巨大船が多く、このガレー船などもかなりの大きさです。

グランゼドーラ港が整備され本格的に運用され始めるのは約1000年前からで其の辺りからコニウェア平原近海は重要な航路となっているかもしれませんが、その航路上で難破した船がうちあげられたでは崖の上の残骸の説明はつかない気がします。

そこでこれらの巨大船残骸軍についていくつかの仮説を考えてみました。

  1. 昔は海面がもっと高かった説
  2. 力自慢がぶん投げた説
  3. 船は空から降ってきた説

この3つについて以下で

 

1.昔は海面がもっと高かった説

アストルティアはいまよりずっと海面が高く、いま崖の上になっている場所は当時は海底もしくは海岸だったのではという説です。

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昔は今走ってる場所は海底だったのか

過去に海面が高かったという証拠はどこにもありませんが、プクランド大陸のチョッピ荒野は昔は海底だったかもしれないと思わせる場所ですので可能性はあるかもしれません。*2

チョッピ荒野についても以前にTwitterで色々と書いたことがあるので機会があればブログでもまた書いてみたいと思います。

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フジツボっぽい貝が付着した壁 ここは海の底だった?

2.力自慢がぶん投げた説

ちょっとめちゃくちゃな説ですが、過去にこの近海で争いがあり何者かが船をぶん投げたものが平原や崖の上に残骸として残されているという説です。

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怪しいのはブオーンさん?

ブオーンのような魔神族が他種族と争いになり船をぶん投げたなんていうことはありそうな気もします。

もしくは海で昼寝をしていたらブオーンには無関係な海戦が始まり昼寝の邪魔だから全部の船をぶん投げて再び昼寝をしたなんていうのは個人的には好きな展開ですが魔神族が関わったという証拠は今の処ありません。

なにか伝説やお話などで伝わっていたら面白いんですが...

 

3.船は空から降ってきた説

2のぶん投げられた説とは違い、そもそもがアストルティアの海ではなくもっと上空にあった船が何かの拍子に墜落してきたという説です。

神話戦争前はレンダーシア大陸の上空には竜族の住むナドラガンド大陸が在り、そこには天の海に築かれたナドラガンド内の流通を担う巨大交易都市ルシュカが存在しましたが、神話戦争の折ウェディの種族神であるマリーヌの怒りを買い海底に沈められてしましました。

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水都ルシュカの長だった シィカフさん

現在のナドラガンド水の領界になりますが、水都ルシュカは海運で栄えたようで当時は海賊たちもいましたし防衛ためにも当然強力な海軍・軍艦を所持していたはずです。

神話戦争においてルシュカの軍艦もしくは攻め込んだウェディ達の軍艦が天の海から地上に落下しその残骸がいまでもコニウェア平原に残っているのかもしれません。

現在でもオーフィーヌ海底やガイオス古海には神話戦争当時の船の残骸が残っておりそれをみて形状が一致すればコニウェアの残骸の特定につながる可能性があるのではないでしょうか。

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オーフィーヌ海底に沈む船 ガレオン船と思われる

船首付近と下からしかみえませんがおそらくガレオン船に似た形状の船だと思われます。

ガレオン船は16世紀後半から主に活躍する帆船でコニウェア平原に転がっていた帆とオールの両方を使うガレー船よりもずっと新しい船です。

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ガイオス古海の船の墓場

ガイオス古海にはナドラガンドの海軍の船、アストルティア軍の船、海賊船などが沈んでいますが船体部分はかなりコニウェア平原の残骸と似ていました。

船の残骸は空から降ってきた説が有力になってきたといえるでしょうか。

しかし、オール部分が見当たらなかったことなどからガレー船と断定まではできないかもしれません。

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マゼラ船長の海賊船は船尾楼からみてもガレオン船

 

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ガレー船型と思われる残骸とガレオン船型の残骸が折り重なっていることからかつて激しい海戦があったことが推測できます。

この戦いの中で沈められた船が地上へ落下していく事があっても不思議はなさそうです。

コニウェアだけでも結構な数の残骸がありますからいったいどれほどの命が失われたのだろうと考えるだけで恐ろしいです。

 

最後に

今回は3つの説を考えてみましたが、その中で「船は空から降ってきた」説が一番面白いかなとは思っています。

何故ならもし、この説が正解ならコニウェア平原の船の残骸群は我々がアストルティアでみることができる神話戦争時代の名残となるからです。

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運送のバイト中に魚を狙ったカラスに襲われるハダカデバプク

今回はここまで

*1:オスマン帝国メフメトフ2世はコンスタンティノープル攻めで船に山を登らせている

*2:荒野の休憩所をみるとつい最近まで海底もしくは満潮時には海水が押し寄せているのではとおもわせる